【新規プロジェクトの作成】
Visual Studioのメニューからプロジェクトの新規作成で、プロジェクトの種類で [スマートデバイス] →
[デバイスアプリケーション] を選択します。

【ターゲットデバイスの設定】
すると次のようなデザイナーが立ち上がります。このとき、下の図のように [ターゲットデバイス]
を確認します。デフォルトでは、[Windows Mobile 5.0 Pocket PC Emulator]
になっていると思いますが、この状態で実行すると、エミュレータモードで起動します。開発するうえでは、エミュレータでも問題ありませんが、エミュレートしているので、エミュレータの起動や、動作が遅いので、かなりかったるいです。このため、ファイルの操作やレジストリの操作など、危ないアプリケーションでなければ、直接実機上で実行するようにしたほうが楽です。また、実機上でもデバッグが可能です。

実機で実行するには、 [ターゲットデバイス] を [Windows Mobile 5.0 Pocket PC Device]
に変更してください。ファイルの操作やレジストリの操作など、プログラムミスで実機にダメージを引き起こす可能性がある場合には、エミュレータで確実にテストをしてから実機に展開しましょう。
【実行とデバッグ】
では、実機上で、簡単なアプリケーションを作って、動作を確認してみます。ツールボックスから、TextBoxとButtonをそれぞれフォーム上にDragAndDropして、ボタンを押したらメッセージを表示するイベントハンドらを書いて実行してみましょう。実機上で次のように表示されると思います。デバッグもVS2005のWindows.Formsと全く同じ操作性で、実機上でのデバッグができます。

ところで、C# ということは、.NET Framework が必要ですが、Windows Mobile
デバイスでは、.NET Compact Framework というコンパクトサイズのフレームワークが必要になります。W-Zero3に
.NET Compact Framework
がインストールされていない場合は、初回のプログラムの配置時にVisual
Studioが自動的にインストールしてくれます。
以下が、初回アプリケーション配置時の .NET Compact Framework 配置時の出力ウィンドウのメッセージです。
------ ビルド開始: プロジェクト: DeviceApplication6, 構成: Debug Any CPU
------
DeviceApplication6 -> C:\Users\uchukamen\Documents\Visual
Studio
2005\Projects\DeviceApplication6\DeviceApplication6\bin\Debug\DeviceApplication6.exe
------ 配置開始: プロジェクト: DeviceApplication6, 構成: Debug Any CPU
------
'C:\Program Files\Microsoft.NET\SDK\CompactFramework\v2.0\windowsce\wce500\armv4i\NETCFv2.wm.ARMV4I.cab'
を配置しています。
========== ビルド: 1 正常終了または最新の状態、失敗、スキップ==========
========== 配置: 1 正常終了、失敗、スキップ==========
【フォームファクターの調整】
ところで、フォームの [Size] プロパティを見てください。デフォルトで[240, 268]
になっていると思います。

これは、Formの [FormFactor]プロパティが [Windows Mobile 5.0 Pocket PC]
が選択されているためです。W-Zero3では、VGAモードで動作しますので、Formの
[FormFactor]プロパティを[Windows Mobile 5.0 Pocket PC VGA]
に変更しないと、正しく動作しない場合があるいます。フォームファクターを変更すると、次のようにレイアウト画面が大きくなります。

[インストーラの作成]
インストーラの作成も、Windows.Formsと同じ要領で作ることができます。W-Zero3に直接配布可能なCABファイルを作成するには、ソリューションエクスプローラから、[追加]→[新しいプロジェクト]
で、[新しいプロジェクトの追加] ダイアログを表示します。そこで、[その他のプロジェクトの種類]→[セットアップと配置]→[セットアップ
ウィザード]を選択します。セットアップ ウィザード2枚目の画面で、[ダウンロード可能な CAB ファイルを作成する]
を選びます。セットアップ
ウィザード3枚目で含めるプロジェクト出力グループを選択します。プライマリ出力は、EXEとDLLのことなので、最低限[プライマリ出力]にチェックを行います。あとは必要に応じて、ファイルを追加します。あとはビルドするだけで、CABファイルが作成できますので、これをW-Zero3に配布してあげればOKです。